えんびフライ [本のこと]
タイトルは覚えていなかった。
父親が東京に出稼ぎに出ていて、お盆休みに帰ってくるのだが、お土産にエビフライを買ってくるという。
主人公の少年は「エンビフライ?」なんて聞いたことも見たこともない、初めて食べるエビフライのシャオっとした食感、味にいたく感動して・・・というストーリー。
家族を思い、上野からお盆のお土産をたないで帰ってきたお父さんの優しさや、使われている言葉がほぼ東北なまり、特に自分の周りでよく使われていた方言であったのが印象的だった。
今日のニュースで作家の三浦哲郎さんが亡くなったとあった。
お葬式が岩手県の一戸で行われるとあったので、もしやこのエンビフライのお話はこの方が書かれたのではないか?と検索してみると、やはりそうでした。
タイトルは盆土産、田舎の情景が思い浮かぶお話です。
盆土産はココで読めます→http://www.za.ztv.ne.jp/iguchi/monooki/bonmiyage.html
華麗なる一族が始まる! [本のこと]
山崎豊子原作ドラマがまた始まる!
先日テレビをみていたら、「華麗なる一族」しかもSMAPのキムタク主演とか。
昨日には早速、文庫本を買ってきました。
私達世代で、山崎豊子といえば、「大地の子」と、「沈まぬ太陽」、「白い巨塔」でしょうか。
大地の子では上川隆也(キャラメルボックス)が印象的だったし。(多少、舞台っぽいせりふの言い回しでしたが・・)
沈まぬ太陽では、あの御巣鷹山のシーンに愕然となった。
白い巨塔は大学病院、教授戦、がんの手術、全部おどろおどろかったな~。
いろいろ言われますが、どの作品も人間ドラマが奥深くて大好きな作家です。
灰谷健次郎さん 一年一組先生あのね [本のこと]
灰谷健次郎さんが亡くなった。
私にとって灰谷健次郎さんとの出会いが上の「一年一組せんせいあのね」。
今でも大好きな本だ。
関西のとある小学校の学級で、「あのね帳」に毎日の出来事、思うことを詩にして書き記した。
子どもたちが「あのね帳」に記した「せんせい、あのね」から始まる詩はとても素直な表現。
楽しい!悔しい!やった!怒り、寂しい・・・。
率直だし、関西弁の詩が飾り気がなくて、ぐさっと胸に響く。
今、大人になった私はこの子らのような文章を書けているだろうか?
この子らのように、きらきら輝いた毎日を過ごしているだろうか?
中には楽しいことばかりの詩だけではなく、なんとも残酷な話も出てくる。
親が家出をして、自分と弟が残ってしまったり・・・。
それでも、彼は「弟を守って強くいきていかなあかん」という詩を書いていた。
私もこの子らのように強く生きていこう!
関口知宏さん 旅行記 [本のこと]
列島縦断JR20000kmの旅 鉄道乗りつくしの旅 絵日記(春編)
- 作者: 関口 知宏
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2005/07/22
- メディア: 単行本
チーム・バチスタの栄光 [本のこと]
「チームバチスタの栄光」を1ヶ月ぐらい前に読み終えた。
ちょこちょこといろんな雑誌の本のコーナーで紹介されていて、前々から読んでみたかった。
あらすじは・・・
とあるバチスタ手術専門チームを持つ病院でのお話。
当初より手術は成功を続けていたが、最近になって3例続けて術中死が発生。
なぜそんなトラブルが起きるのか?主人公は原因を突き止めるよう任をうける。
手術ミス?チームワークが取れていない?それとも殺人・・・。
全体にテンポがよく、話に引き込まれていくかんじ。
途中で、原因はこれかな?と予想しながら読んでいましたが、結果、最後に大逆転されました。
話は変わって、私、お医者さんを扱ったドラマ等に弱いのです。
そこで「今まではまったドラマの中で、自分が見てもらいたいお医者様」
1位.江口洋介さん 救命病棟24時 (寡黙な中にリーダーシップ。)
2位.江口洋介さん 白い巨塔 (患者第一です。)
3位.ジョージクルーニーさん ER(小児科医でした。誘惑されそうで・・。)
最下位.織田裕二さん 振返ればヤツがいる (見捨てられそうです。織田裕二さんは大好きなんですけど・・)