灰谷健次郎さん 一年一組先生あのね [本のこと]
灰谷健次郎さんが亡くなった。
私にとって灰谷健次郎さんとの出会いが上の「一年一組せんせいあのね」。
今でも大好きな本だ。
関西のとある小学校の学級で、「あのね帳」に毎日の出来事、思うことを詩にして書き記した。
子どもたちが「あのね帳」に記した「せんせい、あのね」から始まる詩はとても素直な表現。
楽しい!悔しい!やった!怒り、寂しい・・・。
率直だし、関西弁の詩が飾り気がなくて、ぐさっと胸に響く。
今、大人になった私はこの子らのような文章を書けているだろうか?
この子らのように、きらきら輝いた毎日を過ごしているだろうか?
中には楽しいことばかりの詩だけではなく、なんとも残酷な話も出てくる。
親が家出をして、自分と弟が残ってしまったり・・・。
それでも、彼は「弟を守って強くいきていかなあかん」という詩を書いていた。
私もこの子らのように強く生きていこう!
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